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専門家によるドライブコラム

安全運転テクニック(1) -長距離ドライブ-

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毎年恒例のお盆休み。実家に帰ったり、あるいは家族と愉しい夏休みを過ごすなどクルマを使う機会も多いでしょう。普段からクルマを使っている人でも交通渋滞は精神的にも苦痛です。渋滞でイライラし、せっかくの休みでも子供達と遊ぶ時間がなくなると気にする人も多いでしょう。久しぶりの運転に緊張してしまい、思った以上に疲れてしまったりした経験はないでしょうか。最近はレンタカーを借りて帰省する人もいます。不慣れなクルマ、操作が複雑なカーナビに気をとられヒヤッとしたことはないでしょうか。
ずばり言うと、お盆の時期にクルマで長距離を走るには、ベテランでも余裕を持って入念に計画することが大切です。

余裕をもって計画をたてる

まずはクルマのチェックです。レンタカーならある程度は整備されていますが、借りるときにタイヤの空気圧をチェックし、スイッチ類の確認やカーナビの使い方は少し練習しておきましょう。

さて、もっとも重要なのは出発時間とコースの設定です。できるだけ高速道路を使うことが原則です。万が一渋滞にはまっても、一般道路に迂回することは避けた方がいいでしょう。地方の一般道路は地元の人達の生活道路として使うこともあり、歩行者とクルマの事故がもっとも心配です。さて、インターネットの発達で毎年のお盆の時期の渋滞予測が情報提供されています。その情報から、もっとも渋滞に遭遇しない時間帯を選んでください。例え、早朝4時に出発となっても子供達はしっかりとシートベルトを装着(チャイルドシートが必要な人はかならず使うこと)して、酔い止めの薬を飲ませて寝かせるといいでしょう。

カーナビがある人はルートを選びますが、新しい高速道路はすべて記載されているわけではありません。そのため、バックアップ用に大きめで見やすい地図を用意しておきましょう。高速道路を使うならETCは是非用意したいものです。スマートIC(インターチェンジ)と呼ばれるETC専用出入り口がサービスエリアに設置されていることがあります。

真夏だからといって半袖だけでは車内は寒く感じる時があります。日が照っているほうは暑く感じるし、前席は直接冷風が体にあたるので疲労を覚え、頭痛の原因にもなります。助手席に座る方は長袖を着るといいでしょう。そしてドライバーも他の乗員も水分補給を忘れないでください。

道路情報をチェック

さあ、すべての準備が整いましたか?それではエンジンをかけて出発です。でも、その前に携帯電話で道路情報をチェックしてください。出発地点から100km先くらいまでの現在の道路情報を入手します。万が一、予期せぬ事故渋滞が発生していれば避けたほうがよいのですが、目的地によっては代替えコースがない場合もあります。赤く塗られた渋滞区間でも事故渋滞なのか自然渋滞なのかを判断する必要があるでしょう。自然渋滞なら時速15km/h前後で移動できますから。

雨や故障に関しては次回に話しますが、ここではちょっとした気配りで安全に運転できるコツをアドバイスします。

ちょっとした気配りを

まず、早朝や夕方はヘッドライトを点灯しましょう。日本人はヘッドライトは夜しか使わないと思っている人が多く、最近はLED照明のメーターが使われているので、夜間でも点灯しないドライバーも増えています。雨ならなおさらヘッドライトを点灯して、自車の位置を周囲のクルマに知らせることは予防安全上重要なことです。日本の高速道路は世界でもっともトンネルが多いことで知られています。トンネル内ではヘッドライトの点灯を忘れないようにしましょう。

渋滞の原因になりやすいのが、トンネルの出入り口やちょっとした上り坂です。どうしてもアクセルが緩んでしまいスピードが低下するので、しっかりとアクセルを踏むようにしましょう。もし、後方から速いクルマが近づいてきたら、自車の速度が合法的でも車線を譲りましょう。経験上、三車線なら中央車線がもっとも快適に走れると思います。

今のサービスエリアは色々なお店が出店しています。当然、混雑が予測されますからトイレ休憩なら「SA(サービスエリア)」ではなく「PA(パーキングエリア)」の方をオススメします。運転は二時間を限度としながら、休憩を取り、ハンドルを握る人は、多くの命を握っていると気を引き締めてください。

ドライブ専門家一覧

※上記の専門家コラムに関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

コラムニスト 清水和夫 (モータージャーナリスト)

環境問題という点から車とエコについて解説します。

国内外の耐久レースで活躍する一方、モータージャーナリストとして自動車の運動理論や安全性能を専門にしつつ、最近ではクルマ好きが考える安全と環境をライフテーマとして執筆しています。

【URL】 http://kaz-administration.blogspot.com/
【メディア】 「ディーゼルこそが、地球を救う」(ダイヤモンド社)、「車安全学のすすめ」(NHK出版) 、「モーターマガジン」「ENGINE」「GENROQ」などで連載中、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレターとしての出演も多数。

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