快適カーライフ術

自動車用語集(14) アイドリングストップとは

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交差点で止まっている自動車は「仕事しないのに餌(ガソリン)を食べている」と言えます。そこでエンジンを一時的に止める技術としてアイドリングストップが実用化されました。自動車メーカーによっては「オートストップ」とか「i-Stop」とも呼ばれています。基本的にはエンジンだけ動いている「アイドリング」をエネルギーの無駄を省くために、自動的に止めることを指します。したがって動きだすときはブレーキから足を離したり(オートマチック車)、クラッチ(マニュアル車)を踏むことで自動的にエンジンが再スタートします。アイドリングストップはどのくらい効果があるかというと、日本の平均的な都市部の走行では8~10%の燃費(燃料消費)が改善できると言われています。

しかし、アイドリングストップは単純に見える技術ですが実際はかなり高度な技術が求められます。止まっているクルマでもエアコンなどの電力は必要で、従来のバッテリーだけでは容量が気になります。また、再びエンジンを再起動する時の電力を残しておかないといけません。特にオートマチック車の場合はエンジンの再始動が意外に難しいですが、最近人気のハイブリッド車ならアイドリングストップも容易に可能となります。

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