快適カーライフ術

洗車術(25) ガラス磨き 内側の汚れ

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ボディと室内のクリーンアップが終わったら、いよいよ仕上げのガラス磨きです。この工程を最後にしているのは、清掃作業の前段階で行うと舞い上がったホコリやワックスの粉がガラス面に付着するからです。ガラス部分は運転視界を確保するという重要な役目を負っています。つまり安全面に直結しているので、できるだけキレイに仕上げる必要があります。

ガラスは内と外両面をキレイにしなければなりませんが、作業は室内側から始めた方が良いでしょう。内側の汚れはホコリや手垢など単純な物が多いため清掃が容易で、こちらを先にクリーンにしておけば内と外の汚れを見分けやすくなります。

やり方は水拭きが基本です。汚れの付いていないキレイなウェスを良く絞って拭き上げていきます。フロントウインドーの下面は手が届きにくいかも知れませんが丁寧に作業を進めてください。もちろんサイドウインドー、リヤウインドーも忘れずに。特にサイドは手垢など油分の混ざった汚れが多く付着している事が多いので注意しましょう。

ウインドーの内側は、日頃からマメに拭くクセをつけておきたいものです。汚れが少ないうちに取れば常に良好な視界が得られるからです。しかし単純な汚れも積み重なると落しにくくなります。特にタバコを吸われる方はヤニ汚れもあるので、水拭きだけでは不十分となります。

その場合は家庭用の窓ガラスクリーナーを使いましょう。スプレーした後にカラ拭きすれば、ガンコな汚れも落とせます。ただし、自動車のガラス面にはETCの確認ランプや各種通信アンテナ系の配線など、家庭のガラスには無い物も装着されていますので、そうした部分に液剤が掛からないよう気をつけましょう。

石川芳雄

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