快適カーライフ術

洗車術(15) ワックスの選び方

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ここまでの作業は、クルマの汚れ落しでした。あなたのクルマはかなりキレイになったはずです。しかし、言い換えればこれは洗顔したてのスッピンお肌。このまま走り出すとデリケートな塗装面が直接汚れや外気に触れてしまいます。そこでワックスで保護してあげる必要があります。ワックスの皮膜で塗装面を保護し、同時にツヤを出す事が出来るわけです。水洗いだけで済ませた場合は拭き上げても前回のワックス分が残っていますが、カーシャンプーやクリーナーを使用すると以前のワックスはほとんど落ちていますので、本格的に洗車したときは、必ずワックス掛けをセットで行いましょう。

ボディの保護/つや出しをする用品は、現在大きく2つに分けられます。ひとつは昔ながらのワックス。形状は様々ですが、一般的なのは平べったい缶に入ったバターのような固形物、あるいは練ったペースト状のものですね。 もうひとつはコーティング剤と呼ばれるもので、ここ10年くらいでワックスと並ぶ保護/つや出し剤に育ちました。ボトルに入った液体で供される事が多いようです。この2つはボディの保護/つや出しという目的は同じですが成分が異なります。

ワックスはカルナバ蝋などの油分で、コーティング剤は樹脂成分で皮膜を作ります。ワックスはツヤが良く、水を細かい水滴にするほどよく弾きます。この水玉の出来がワックス効果の低下を知る目安にもなります。コーティング剤のツヤはワックスよりやや劣り、水弾きも比較的粒が大きくなります。しかし皮膜の持ちはワックスより優れていると言われています。

石川芳雄

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