快適カーライフ術

自動車用語集(24) テンパータイヤ(スペアタイヤ)とは

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テンパータイヤとは、ずばりパンクしたときに使う緊急用のスペアタイヤのことです。
テンポラリー(間に合わせ的)に使うという意味でテンパータイヤと命名されたのでしょう。テンパータイヤは通常のタイヤと異なり、外観はオートバイのタイヤのように細くできています。というのは、最近の高性能車は幅が太いタイヤを履く傾向にあるので、同じサイズではスペアタイヤを収納するスペースが確保しにくいのです。そこで外径は同じにして細く作ることで収納性を高めているわけです。
細身ではありますが、大きな荷重を受け止めるため、タイヤ自身はかなりしっかりと作られており、空気圧は通常のタイヤよりも多めに注入してあります。しかし、空気圧は放置しておくと必ず減るので、日頃から空気圧をチェックしておく必要があります。

テンパータイヤはあくまでも非常用なので、パンク修理をする場所までの走行までとし、高速道路はなるべく避けるべきです。やむを得ず高速道路上でパンクした場合はテンパータイヤで走ることになりますが、その場合、最高速度は時速80km以下で走行し、距離は100kmを目安にしてください。いずれにしも早急に正規タイヤに交換するか、信頼できるプロショップでパンク修理が必要です。

株式会社テクノメディア

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